XMはゼロカットシステムを採用していますが、場合によって執行されないことがあるんです。
「どのタイミングで適用されるの?」
「ゼロカットに注意点はあるの?」
この記事では、XMでゼロカットされない理由について詳しく紹介していきます。
他にも以下の内容がわかる記事となっています。
公式サイト:https://xmtrading.com/register
XMでゼロカットされない理由
XMでは、口座残高がマイナスになった後、追加入金をするとゼロカットが執行されます。
しかし、例外的にゼロカットが執行されないケースがあります。
それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。
利用規約に違反した取引を行っている
XMの利用規約に違反した取引を行うと、ゼロカットされない可能性があります。
ゼロカットされないだけでなく、出金拒否や口座凍結などの大きなペナルティが発生するリスクがあります。
ゼロカットを意図的に狙う以下の取引は、もれなく禁止されています。
- 複数口座間の両建て
- 他社口座とXMの口座間の両建て
- 複数名による組織的な両建て
- 窓埋めのみを狙った取引
- 経済指標発表・要人発言前後のみを狙ったハイレバトレード
ルールに則って取引を行えば、ゼロカットは適用されます。
未決済のポジションを保有している
XMのゼロカットは、含み益のあるポジションを保有していると執行されない場合があります。
ゼロカットは、含み損によって口座残高がマイナスになることが条件です。
しかし含み益によって口座残高がプラスであれば、ゼロカットは執行されません。
ゼロカットを執行するために、保有する全てのポジションを決済しましょう。
ボーナスクレジットを使い切っていない
XMが提供するボーナスはクッション機能があるため、有効証拠金としてカウントされます。
そのため、ボーナスクレジットが残っている限りゼロカットされません。
口座残高がマイナスになるということは、資金もボーナスも0になるということです。
XMの入金ボーナスは受取上限まで何度でも受け取ることができるので、ゼロカットの可能性があるタイミングで追加入金はおすすめできません。
追加入金とボーナスの受取はゼロカット執行後に行いましょう。
ゼロカットに必要な手続きを行っていない
XMのゼロカットは自動的には執行されません。
口座残高がマイナスになってから、以下の手続きを行うことで執行されます。
- 口座への追加入金
- XMポイント(XMP)を現金へ交換
- XMの他口座からの資金移動
いずれかの手続きを踏むことで、即時にゼロカットされます。
なお、追加入金にて口座残高のマイナス分が補填されることはありません。
ゼロカット執行後に対象口座に追加入金が反映されます。
そもそもXMのゼロカットシステムとは?
そもそもXMのゼロカットシステムとは、海外FX特有のトレーダーの損失を補填するシステムです。
ここでは、詳しくXMのゼロカットシステムについて紹介します。
ゼロカットシステムの仕組み
XMは、ゼロカットシステムを採用する海外FX業者です。
急な価格変動などにより口座残高がマイナスになると、追証としてトレーダーに追加支払いが求められます。
国内FXはゼロカットシステムを採用していないため、追証を支払わなくてはいけません。
一方でXMは、ゼロカットシステムを採用しているので、追証リスクなしで安心して取引が可能です。
全口座・全銘柄で対応している
XMのゼロカットは、全口座・全銘柄の取引に対応しています。
基本口座であるスタンダード口座だけでなく、少額資金で取引を始められるマイクロ口座にも対応しています。
銘柄においても、FX通貨に限らず仮想通貨取引で発生した追証もXMが補填してくれます。
ゼロカットシステムの執行に回数制限はないので、安心して取引できるでしょう。
ゼロカットシステムのメリット
XMのゼロカットシステムのメリットは、追証リスクがないため安心して取引ができることです。
最大1,000倍のレバレッジを効かせられるXMは、ハイリターンが期待できる一方で当然リスクも大きいです。
しかしゼロカットによって、証拠金残高以上のマイナスをトレーダーが支払うリスクがありません。
追証の心配はなく、安心してダイナミックなトレードが可能です。
ゼロカットシステムのデメリット
XMのゼロカットシステムのデメリットは、追証リスクがない故にリスク管理がおざなりになってしまうことです。
どんなにダイナミックな取引をしても追証リスクがないため、損切りラインを設定せずにゼロカットを頻発させる可能性があります。
ゼロカットに頼った取引を行っていると、利益を積み上げることは不可能です。
XMのゼロカットの執行タイミング
XMのゼロカットシステムの執行タイミングを紹介します。
業者的にもゼロカットによってトレーダーの追証を補填するのは大きなコストです。
ゼロカットシステムが乱用されないように、XMでは適用までに3つの流れがあります。
マージンコール|証拠金維持率50%以下
XMのマージンコールは、証拠金維持率50%に設定されています。
マージンコールは、登録済のメールアドレスに通知メールが届きます。
マージンコールが届いたら、不要なポジションを決済するか、証拠金を追加して証拠金維持率を高い位置で保持させてください。
ロスカット|証拠金維持率20%以下
XMのロスカットは、証拠金維持率20%に設定されています。
マージンコール後も損失が膨らんだ場合に、ロスカットが作動します。
含み損の大きいポジションから強制的に決済されます。
証拠金維持率が20%になると強制的に作動するため、ロスカットを回避するには適切なタイミングでの損切りもしくは追加入金が必要です。
ゼロカット|口座残高がマイナス
XMのゼロカットは、ロスカットでも間に合わない急激な価格変動によって口座残高がマイナスになることで執行されます。
ただしゼロカットは自動的には執行されません。
マイナスになった口座に追加入金することで、即時にゼロカットされます。
XMのゼロカットの注意点
XMのゼロカットには注意点もあります。
ゼロカットを狙ったハイレバ取引は禁止
ゼロカットシステムがあるからと言って、ハイレバ取引を繰り返しゼロカットを多用するのは禁物です。
場合によってXMの禁止事項に該当すると判断され、ゼロカットされない危険性があります。
XMのゼロカットは、あくまでもトレーダーの損失を補填するための最終手段です。
トレーダーは、できるかぎりゼロカットを避けて、自己資金とボーナスの範囲内で取引を行いましょう。
ゼロカットは何回でも適用される
XMのゼロカットに回数制限はありません。
追証が発生するたびに業者側でマイナス分を補填してくれるので、安心して取引が可能です。
しかし、故意にゼロカットを狙う取引は禁止事項に抵触する恐れがあるので注意してください。
ゼロカットまでにボーナスが相殺される
XMのゼロカットは、ボーナスがあると執行されません。
XMのボーナスは、クッション機能によって有効証拠金にカウントされます。
そのためマイナスが発生すると、マイナス分をボーナスクレジットが相殺するため、せっかく貯めたボーナスが一気に失われてしまいます。
ボーナスを無駄にしないよう、適切なタイミングで損切りを行い有効証拠金を維持しましょう。
XMのゼロカットに関するよくある質問
XMのゼロカットに関するよくある質問を紹介します。
XMのゼロカットとロスカットの違いは?
XMのゼロカットとロスカットは、どちらもFX取引における損失リスクからトレーダーを守るためのシステムです。
- ロスカット:有効証拠金が一定水準以下に減少すると自動的にポジションを決済し、最低限の資金を守るシステム
- ゼロカット:ロスカットが間に合わないような急激な価格変動で追証が発生した場合に、ポジションを決済し追証を補填してくれるシステム
ロスカットは国内FXも採用していますが、ゼロカットは海外FXのみとなっています。
XMがゼロカットシステムを採用する理由は?
XMがゼロカットシステムを採用するのは、トレーダーの損失リスクを最小限に抑えるためです。
XMは最大1,000倍レバレッジで取引できるため、市場の急落時に大きな損失が発生するリスクがあります。
トレーダーがリスクを恐れて取引量が減るのは、XMにとってデメリットです。
ゼロカットシステムがあることで、トレーダーは大きな損失リスクを気にせず、取引を重ねることができます。
取引量を増やせればトレーダーにもXMにもメリットしかないため、ゼロカットシステムを採用しているわけです。
XMのゼロカットシステムまとめ
XMのゼロカットシステムは、設定なしで全口座・全銘柄で適用されます。
口座残高がマイナスになった後で追加入金を行うことで、即時にゼロカットが執行されます。
トレーダーが追証を負担する必要がないので、借金のリスクを考えずに取引が可能です。
ただゼロカットを意図的に狙うような取引をすると、ゼロカットされない危険性があるので注意しましょう。
ゼロカットシステムはあくまでもリスク回避の最終手段。
マージンコールが発生したタイミングで早急に損切りを行い、次の取引の戦略を立てるようにしてください。